今回は25日に開催した部会についての報告です。
1年生の皆さんは自分の論文の修正や追加執筆を行っているところです。今回の部会はそのことを踏まえ、過去の論文作品から論文の書き方などを批判的に学ぶこと、つまりクリティカルシンキングの訓練を目的としたディスカッションを行いました。今回論文を提供してくれたのは2年生の部員で、タイトルは「『貧困』― 深刻化する日本の見えざる病」でした。内容としては日本の貧困層の現状についてデータを整理した上で、今後どのように既存の貧困層を減らし、また新たな貧困層を生み出さないために何ができるか、という趣旨で書かれています。
この論文を、1年生と2年生が共同で読み進めた上で、論点としてより掘り下げることができる点、考察が不十分な点、グラフの用い方、適切にデータを用いて考察を行えている点など、非常に多岐にわたって議論を交わしました。
また、部会終了後にはフィードバックも回収し、今回の議論自体の改善性や自身の考察に対する感想などを共有しました。非常に鋭い視点から考察を述べてくれた1年生もおり、ただただ驚くばかり、なんていうこともありました。また、「相手が答えに窮するであろう質問を躊躇ってしまった」という正直な意見もありました。質疑応答は論文発表には欠かせない要素であり、積極的な質問が求められます。しかし相手が先輩であったり目上の人であったりと、なかなか質問していいのか躊躇ってしまう場合も大いにあると考えられます。ただ、今の部会をはじめとした研究発表は「練習」の場でもあります。ここでは失敗をしてしまっても何の問題もありません。ここで積極的な発言な姿勢を身につけてくれれば、今後の学生生活、あるいは社会人になってからのプレゼンなどでも確実に力を発揮できると我々は信じています。
さて、話題は変わりますがお知らせです。
経済新人会時事経済研究部は、6月15日の夕刻より、衆議院議員で現在防衛大臣の河野太郎氏をお招きし、「近年の国際情勢と日本の安全保障戦略」をテーマとし、オンラインで講演会を開催する運びとなりました。
この講演会は経済新人会の部員を対象に行うものです。興味のある経済新人会会員や入会を検討している塾生は是非参加をご検討ください。
入部方法の詳細はこの公式サイトの「入部方法・手続き」の項をご覧ください。
