今回より、新入部員にとって最初の山場となる「個人研究発表」の中間発表を開始しました。今回ももちろんオンラインでの開催であり、対面で直接の傍聴者がいないという事情があります。とはいえ、今まで経験が少ないであろう「第三者へ自分の研究を発表する」というのをこなすのは、非常に大変であることには変わりありません。
5/11(月)の部会では4名の新入生がとても素晴らしい発表を行ってくれました。テーマも教育格差、石油価格問題、9月入学の是非、イノベーションの経済格差と様々で、時事経済研究部の「テーマを自由に研究ができる」という趣旨に相応しい内容となっています。
また、各発表後には2年生を中心とする傍聴者からの質疑応答が行われます。質疑応答時間があることは事前に告知しているため、予め質問されそうなことを準備している人も多くいます。しかし時には自分の予想外な質問が飛んでくることも。それに如何に対応するか、どのように相手を納得させるか。というスキルが必要になってきます。
加えて、発表には当然「時間」が重要になります。いかに簡潔に、自分が出来る最大限の発信をするか。そのためには発表における時間管理が欠かせません。最初は慣れていませんから、時間を悠々とオーバーしてしまったり、逆に早く終わってしまったりします。これは最初誰しもが通る道です。発表の内容だけでなく、どの部分により重点的に時間を割くのか、などの「発表の組み立て」も非常に大事になってきます。
このように、発表には色々な要素が複雑に絡み合います。入部したての1年生にとっては困難かもしれません。とはいえまだ活動は序盤ですので、各々の技術や感覚も、これから少しずつ、身につけていってくれることでしょう。
次回も引き続き「個人研究発表」を継続しますが、これで終わりではありません。この後は今回の発表で指摘された点や自分で甘かったと認識した点を修正します。また、一度ここまでの調査を整理・俯瞰した上で、さらに論旨を深く掘り下げていきます。
集大成となる本番の発表は6月〜7月を予定しています。それまでにどのような形に進化するのかとても楽しみです。2年生も、1年生のサポートを万全にすべく全力で取り組んでいきます。
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